2013年1月22日火曜日
展覧会&トークイベント「彫刻というモノとコト」
金沢大学は金沢美術工芸大学と共催で,展覧会&トークイベント「アートで語る」を毎年開催してきました。第3回となる今回は、「彫刻というモノとコト」と題して行います。
展覧会では、彫刻家で金沢美術工芸大学 美術科彫刻専攻 非常勤講師の渡辺秀亮氏による彫刻作品を展示します。渡辺秀亮氏は金沢美術工芸大学で彫刻を学び、現在は小さな石の彫刻をひとつの群として表現する作品を制作し、新たな彫刻の在り方を模索する気鋭の彫刻家です。
1月31日のトークイベントでは、渡辺秀亮氏と金沢美術工芸大学の小松崎拓男教授のお二人に、都市空間の中にある彫刻の鑑賞や創作についてショートレクチャーをしていただきます。渡辺氏は作品制作について作家の立場から、また小松崎氏は彫刻の愉快な鑑賞方法を紹介するとともに公共空間における芸術作品の在り方について論じます。さらに金沢大学理工研究域の沈振江教授を加えてのアートトークを行ないます。
野外彫刻やさまざまな立体作品に出会うことのできる「彫刻の街」でもある金沢の都市空間や街の表情を形作る彫刻について、考えてみる機会となれば幸いです。
■ 展覧会 「彫刻というモノとコト」展
会期: 2013年1月28日(月)~2013年2月13日(水)
会場: 金沢大学 中央図書館内 ギャラリーα
会期中の開館時間:
平日 8:30-22:00
土・日 9:00-17:00
※会期中無休,入場無料
■ トークセッション アートで語る3
ギャラリーαアートカフェ「彫刻というモノとコト」
日時: 2013年1月31日(木) 13:00-15:00
会場:金沢大学 中央図書館ブックラウンジ ギャラリーα
渡辺秀亮氏(金沢美術工芸大学 美術科彫刻専攻 非常勤講師)
ショートレクチャー 「彫刻の作法」
小松崎拓男氏(金沢美術工芸大学教授)
ショートレクチャー 「彫刻と公共 ~愉快な鑑賞方法」
沈振江(金沢大学理工研究域教授)
アートトーク
※ 事前申込みは不要です。直接お越しください。
講師プロフィール
■ 渡辺秀亮 (わたなべ ひであき)
1972年新潟市生まれ。金沢美術工芸大学大学院美術工芸研究科修了。金沢美術工芸大学 美術科彫刻専攻 非常勤講師。2002年第6回新潟県彫刻会公募展最高賞新潟県彫刻会賞受賞。2003年第59回石川県現代美術展 最高賞・石川県知事賞を受賞したほか、海外の展覧会に参加するなど彫刻家として制作活動を行う。
■ 小松崎拓男 (こまつざき たくお)
1953年生まれ。学習院大学人文科学研究科博士前期課程修了。金沢美術工芸大学教授。美術評論家連盟会員。NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]学芸課長、広島市現代美術館学芸課長、副館長を経て、2007年より現職
■ 沈振江 (ちん しんこう)
1965年生まれ。広島大学工学研究科博士課程(環境工学)修了。金沢大学教授。2008年金経昌中国都市計画優秀論文賞受賞、2010年国際建築協会(UIA)第4地区建築遺産保存賞受賞。日本建築学会、日本都市計画学会会員、SPSD国際学会学術委員長。広島大学工学部を経て、2001年より現職。